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つくしとスギナの植物学

つくしとスギナの関係が分かります。
インナップ : 植物学 / 起源 / ハニカム構造 / データーベース

つくしは植物の名前じゃない?!

「つくし」とは、シダ植物のトクサ植物門トクサ科トクサ属に属するスギナ(杉菜)の胞子茎(または胞子穂、胞子体)で、独立した植物名ではありません。シダ植物に属するスギナは種子で増えるのではなく、春に地下茎から丈10-15cm程度のつくしを出し、その頭の部分にある「胞子嚢穂(ほうしのうすい)」を開いて胞子を放出し広がっていきます。地面に落ちた胞子は発芽して前葉体を出し、これがスギナになっていくのですが、地下茎からつくしが出るまでには最低でも2年かかると言われます。種子に比べると原始的な増え方で、キノコやコケ、コンブなどの海藻の増え方に近いといえます。

胞子嚢穂は、つくし独特のあのかわいい姿を形作る薄茶色で長楕円形の穂のことで、茎を取り巻いています。また、葉が退化したもので鱗片状につくしの茎の節を取り巻いているものを「袴(はかま)」と呼んでいます。
つくしは植物の名前じゃない?!

スギナって何?

つくし(胞子茎)が顔を出してからかなり遅れて、夏になって伸びてくるのが、つくしとは全く外見の異なる鮮やかな緑色の栄養茎で、これがスギナです。茎と葉からなるこの栄養茎は、丈10-40cm程度で、主軸の節ごとに関節のある緑色の棒状の枝を輪生させ光合成も行います。ただ、一般の植物が葉で光合成を行うのに対し、葉緑素を持つ栄養茎で行うのが特長的です。スギナは、横に長く地下茎を伸ばし、そこからさらに地上に繁茂していきます。

スギナの語源は、上の節ほど茎が短くなり、全体を見るとスギの樹形に似て見えることから名づけられたと言われます。

スギナ(つくし)はどちらかというと乾燥に弱く、生育には湿気の多い土壌が適していますが、畑地にも生え生育力が強く防除しにくい雑草で、日本各地はもちろん北半球を中心に地球上のかなりの範囲で見られます。
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